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ガチ恋オタクが死ぬ瞬間、オタクが唯一輝くとき

「声優オタクをやめた理由」を読んだ。
このオタクが幸運だったのは絶望と後悔のうちに死ぬ運命しかないガチ恋オタクになってしまったのに死ぬ前に逃げ切れたことだろう。
素直におめでとうという感じだ。

ガチ恋オタクの一生

ガチ恋オタクの定義は所説あるがとりあえず推しとお付き合いしたい・結婚したいと思ってるやつはガチ恋で間違いない。
そうなってしまう理由も多々あるが基本的には推しが魅力的すぎるのが悪い。


しかしこの目的を達成しようとするのであればやるべきことは即オタクを辞めてなんとかしてプライベートで接触することである。
どう考えてもイベントを全通することではない。この時点で99.9%くらいのガチ恋オタクが間違ってるのが最高に辛い。でも行かざるを得ない。だってイベント行かないと麻倉ももさんに会えないし。

 

最初から作戦を間違ってるのだがそれはさておき次にやることは推しに認知されることである。
ラジオにメールしたりファンレターを送れば名前は覚えて貰えるが接近戦がないと推しは名前と現実のオタクをリンクさせられない。麻倉ももさんと会話できる接近戦なんか10人当たるやつ以外だと最初のイベントから5年半後だったし。
接近戦の少ない声優等であればこの行程の難易度が高い。オタクが増えてからだと数百人とか数千人の中の1人でしかないのでさらに難易度が上がる。
青田買いが最強である理由もここにある。そもそもオタクが3人しかいないのならまあ全員覚えるからだ。

 

認知されたら次はお近づきにならないと行けないのだがイベント全通しても特に効果はない。
毎回最前にいても特段の意味はない。
特に意味はないけどイベントは行かざるを得ない。楽しいから。最前は神。
これを延々繰り返して拗らせまくった末にツイッターに輝く「ご報告」というタイトルの記事を見て死ぬのがガチ恋オタクの一生である。例外はない。全員死ぬ。

 

「声優オタクをやめた理由」を書いたオタクは死ぬ前に脱出できている。本当におめでとう。

 

ガチ恋オタクが死ぬとき

自分の推し以外の「ご報告」の文字を見たときに僕たち声豚が最初にやることと言えばイベノの上位から順番にツイッターを見ていくことだと思う。

TOのツイッターを見ると渾身のポエムが流れていたとき、「自分の末路がこれか」と思いながら読まざるを得ないあの破壊力。
イベント参加数1位が何百回と参加して積み重ねた情熱や怨念、その全てが一瞬で打ち砕かれた瞬間だけがオタクが伝説を作れる時なんだろう。


"こんな思いをするのなら花や草に生まれたかった"等オタクの歴史的名言を生んだのは大体この瞬間である。あれは週刊ミューレだけど。

 

生きながらに死ぬことを許されている数少ない人間がガチ恋オタクである。
物語においてキャラクターの"死に様"は時として最高の輝きを見せる瞬間であるように、
普段ゴミみたいな人生を送っているオタクも死ぬ瞬間だけは最高に輝ける瞬間となりうる。
オタクがこんなにも美しい瞬間を僕は他に知らない。ガチ恋最高。

 

おわりに

僕の推しは自分含め完全にガチ恋の巣窟なので何かあったら対戦よろしくお願いします。

 

 

コミケで発行したミリオンライブとかの色々をBOOTHに置いています。

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